みなさん、こんにちは！
「退魔忍法帖～妖怪地獄変～」のキャラクターデザインを担当しましたProf. Blueです。
じつはこれがFKDでの初仕事でもあるんです。よろしくお願いします！（深々とお辞儀）
今回は主人公、影丸のデザインコンセプトについてお話したいと思います。
実はプロジェクトが始まった当初、私たちは横スクロールシューティングゲームを作ろうと計画していました。キャラクターも忍者や和風とはまったく関係ないものだったんですよ。
どんなシューティングゲームだったか、興味があったりします？ カオスコードのセリアが主人公のシューティングゲームじゃないかって？ 残念なことにカオスコードともセリアとも関係がないんですよね～。主人公は
「バードマン」というこんなキャラクターでした。
…しかし、まあ、いろいろと紆余曲折ありまして、全体的なプロジェクトは、いま皆さんがご覧になっているような、忍者 vs 物の怪というゲームになったのです。
と、ここで本題、グラフィックデザインの話に戻ります。全体的なグラフィックのコンセプトも、もっと可愛い感じにマンガスタイルにしようと試みました。したがって影丸のデザインもシリアスな男性にはしたくなかったんですよね。彼の見た目をもっとフレッシュでアクティブな感じにしようと、明るい感じの赤色や空色などを試してみました。それから、彼のスカーフの後ろが大きなリボンのように結ばれているのがわかると思います。これ、わたしのお気に入りのデザインですよ！
スカーフについても話しておきましょう。なぜか「忍者といえばスカーフ！」みたいな印象ってありますよね！ 実際にプロジェクトの初期、ほかの開発メンバーに影丸はなにか「長いオブジェクト」が後ろにくっついていなくてはいけないと言われました。ドラ○もんの秘密道具の、のび○くんが忍者修行する回で出てきた長～いふんどしみたいなものを考えていたみたいですが…。
もちろんその案は即座に却下して、長い長いスカーフを使うことにしました。
実際には、3種類の完全に異なる影丸のデザインを制作しました。
そしてFKDの伝統として、メンバー全員でどれが一番お気に入りのデザインか投票しなければいけません。その答えが、皆さんがゲームの中で見るデザインです。でも、私自身は真ん中のデザインが一番だったかな。この青いデザインがお蔵入りした理由は「こいつはとてもヘビーに見える（？）」というものでした。
しかし、現在の影丸の見た目も、実際重そうですけどね。特にスカーフのあたりが… あれって、どうやってふわふわ浮かんでるんでしょうね？ カオスコードの篝の胸アーマーと同じ、大宇宙の神秘ですよ…www
これで影丸のデザインについてのお話はおしまいです。最後にこの話題に触れておかねばなりません。
FKDは本当にニンジャが大好きで、ほとんどのFKDのゲームに忍者が出てきます。もちろん「退魔忍法帖」もその一つ。もしかしたら、またすぐに新しいFKDの忍者ゲームにお目にかかれるかも！？ 私の開発者コメントは以上になります。また次の機会にお会いしましょう！ 次回の開発者コメントもお見逃さずに～（宣伝）。